工場で働きたいと思ってます。
工場勤務に向いてる人ってどんな人なんだろう・・・
自分は向いてるのかな?
もし向いてなかったら工場で働かない方がいい?
このような悩みに答えます。
本記事の内容
・工場勤務に向いてる人の5つの特徴
・工場勤務に向いてない人の3つの特徴
・向いていない人も考え方によっては工場勤務もアリな話
初めて工場勤務をする人は自分が向いているのか、向いていないのか不安になると思います。
工場の現場でも働いたことがある、工場勤務歴17年(現役)の自分が答えていきます。
Contents
工場勤務に向いてる人の5つの特徴
工場求人サイトで求められる仕事内容の多くは製造現場
工場求人サイトを利用したことがある人はわかると思いますが、ほぼ製品の製造にかかわる現場になっています。
今回はそんな製造現場に向いている人の特徴を5つ紹介していきます。
工場勤務に向いてる人の特徴
・単調作業が苦にならない人
・生活リズムが不規則になっても大丈夫な人
・あまり人と話したくない人
・モノづくりが好きな人
・安定収入を求める人
上記のような特徴があります。
単調作業が苦にならない人
工場での主な作業内容は、ひたすら繰り返し作業になります。
主な作業内容
・製品を加工する
・製品を組付け・組み立てる
・完成した製品を検査する
・製品の仕分け・梱包
・フォークリフト等を使用した運搬
ざっと上記のような作業内容になります。
全部の作業を同時にするわけではなく、一部の作業を繰り返しという感じですね。
自動車の製造で例を挙げると
自動車製造の一例
・製品を加工する・・・自動車のドアを製造するため、プレスする機械の操作
・製品を組付け・組み立てる・・・完成したドア周辺を自動車のフレームに取り付け
・フォークリフト等を使用した運搬・・・ドアに取り付けるボルト等を製造ラインへ運搬
こんな感じで製造するものによっては部品点数も多くなりますので、作業工程も細分化する必要があります。
製品を完成するための一部の作業を、ひたすら繰り返すという訳です。
毎日同じ作業になってしまうため特に頭を使う必要もなく、考えることが苦手な人は向いているでしょう。
生活リズムが不規則になっても大丈夫な人
働く工場によりますが、工場では大きく3つの勤務形態が存在します。
勤務形態の一例
・日勤:8:00~17:00
・夜勤:21:00~6:00
・交代制:2交代、3交代で1日をやり繰り
日勤なら朝から仕事をして夜に仕事が終わるという、いわゆる普通の勤務形態です。
しかし夜勤のみの形態や、交代制になると普段の日常とは全く別の生活リズムにしなければならないため、どうしても不規則な生活を送ることになります。
夜型だから問題ない人や、多少生活リズムが崩れても問題ないという人は工場勤務に向いています。
あまり人と話したくない人
製造する現場では、作業の工程を秒単位で管理されています。
それぞれの担当の工程は少し離れている、かつ作業で忙しいので仕事中は話す機会がほぼありません。
話をする時は朝の集まりや、休憩時間くらいですね。
そのため、あまり人と話をしたくない人や話すのが苦手な人は、作業に黙々と取り組むことができますので向いているといえます。
モノづくりが好きな人
工場勤務の醍醐味はその製品の製造過程に携われることですね。
もし自動車の構造に興味があって、その過程の製造現場で自分が自動車を作りあげていくとしたら嬉しくてたまらないはずです。
自分も工業高校出身ですので、モノづくりは昔から好きでした。
そんなモノづくりが好きな人は仕事をしてやりがいも感じるでしょうし、工場勤務に向いています。
安定収入を求める人
工場勤務は計画的に生産を実施しているため、収入の変動が少ないです。
もちろん、災害や想定外の事象が要因で工場自体の稼働を落とさなければいけない場合は収入は減少するでしょう。
そのようにならないように、ある程度は想定しているためよっぽど大丈夫ですが・・・
でも工場って低収入のイメージあるけど・・・
そこまで低くありません!
理由は下記の表を見てください。(厚生労働省の賃金構造基本統計調査令和元年から引用)
業種 | 平均年収 |
---|---|
金融・保険 | 約523万円 |
医療・福祉 | 約449万円 |
卸売・小売 | 約441万円 |
建設 | 約423万円 |
製造 | 約410万円 |
サービス | 約322万円 |
運輸・郵便 | 約314万円 |
当然、働く場所によっては違いがありますが、大手なら他の業種と同程度くらいは稼ぐことができます。
やはり自動車工場がお金に関しては待遇が良いことが多いです。
頭を使わずに安定して収入を稼ぎたいという人は向いていますね。
工場勤務に向いてない人の3つの特徴
自分で考えて行動したい人には向いていません。
基本的に工場勤務では決められたことを、間違わないようにひたすら同じ作業をこなす必要があります。
自分の好き勝手に作業すると当然怒られます。
向いていない人の特徴は下記3つ
工場勤務に向いてない人
・単純作業に耐えられない人
・自分の頑張りで成果を貰いたい人
・体力が無い人
単純作業に耐えられない人
何度もいいますが工場は基本繰り返しの単純作業です。
このひたすら同じことを繰り返す作業が苦手な人や、すぐに飽きてしまう人は向いていません。
最初はいいかもしれませんが、作業していくうちに単純作業が段々嫌になってきて、最終的に辞めてしまうことになります。
自分の頑張りで成果を貰いたい人
工場勤務では自分一人が頑張っても収入は上がりません。
収入は安定していますが、自分の頑張りが成果として繋がりにくいのが工場勤務の特徴です。
工場では一つの製品を複数の人達が協力することによって造りあげています。
自分一人が頑張って製品を造りあげようにも、前工程と後工程の人達がいなければ製品は完成しませんよね?
結果、自分一人の頑張りでは製品を完成まで造って売るということができませんので、その売り上げは作業者に均等に支払われます。
フリーランスの人達は全て一人で作りあげて販売までしますので、商品が売れれば売れるほど自分が稼げます。
工場では頑張ったら昇格して収入が増えることもありますが、フリーランスのようにガッツリ増えるわけではないですね。
そのため、目に見えて自分の頑張りを成果として出したい人には向いていないでしょう。
工場では年功序列がまだまだ現役のところが多いですから。
体力が無い人
結局のところ工場で働くためには体力が必要不可欠です。
体力が必要な場面
・作業によっては一日中立ちっぱなし
・重量物をひたすら乗せ降ろし
・工場のあちこちを歩き回る
・不規則な勤務形態
・素早いスピードが必要な作業
一例を挙げるとこんな感じです。あくまでほんの一例です。
作業自体に体力を使いますので、体が動かないと始まりません。
そのため、体力が無い人は向いてないといえます。
向いていない人も考え方によっては工場勤務もアリな話
工場勤務は業種・職種によって仕事内容が変化します。
何が言いたいかというと、働く工場を変えたり勉強をして選択肢を増やすことにより、向いてない作業から向いている作業に変えることができます。
具体例
・荷物の梱包(繰り返しの作業)
→ 勉強して設計・開発の仕事に就く(変化がある作業)
・ライン作業(頑張りの成果が出にくい)
→ ライン作業(副業で自分の頑張りを成果にする)
・自動車の組み立て工場(体力辛い)
→ 電子基板の組付け(体力辛くない)
上記のように、柔軟な思考で考えることができれば工場勤務もアリだと思います。
向いていないからといってすぐに諦めるのではなく、アプローチの方法を変化させて検討しても損はしませんよ。
工場勤務に向いてる人の特徴まとめ
よくある製造現場に向いている人の特徴の紹介をさせていただきました。
しかし、結局のところ働く先の工場に左右されますので、自分の特徴を考えた時に無理なく仕事ができる勤務先を選択するようにしましょう。
実際に働いてみたら意外と楽とか、繰り返しの作業でも苦にならないという場合もありますので、最終的には体験してみることが大切です。
工場求人サイトおすすめ3選【実際に自分が体験することが大切です】
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