工場勤務って実際のところどうなの?
実際に働いたことのある人の意見を聞きたい。
このような悩みに答えます。
早速回答しますが、どうなの?と聞かれたら大手の工場で働く場合は何も問題ありませんよと答えます。
そのため、すぐに大手の工場での募集案件を探し、働きましょう!
とまあそんなことを言ってもよくわからないと思いますので、深堀していきます。
本記事の内容
・工場勤務って実際のところどうなの?
ちなみに・・・この記事を書いている自分は大手工場の現場でも働いていた17年目のベテランです(今も工場勤務)。今回は実際に自分が働いているような大手工場での場合について答えていきます。
中小企業で働きたい!と言う方はあまり参考にならないと思いますので、読まない方がいいかもしれません。
工場勤務の仕事内容がよくわからないという方は下記記事から読んでみてください。
工場勤務の仕事内容がわかる!【大きく分けて6つの部門が存在】
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工場勤務の仕事内容がわかる!【大きく分けて6つの部門が存在】
Contents
工場勤務って実際のところどうなの?
先程も言いましたように大手工場の場合は特に何も問題無く働けると思います。厳密に言うと全く問題ないわけではありませんが、どんな仕事をしていても問題は発生しますので、そこまで気にするレベルではないと言っておきます。
何も問題ない理由
・福利厚生が充実している
・残業管理がされている
・安全に対して意識が高い
・働きやすい環境
・コンプライアンスを遵守
・収入も安定
仕事をする上で障害になりやすいのが上記6つの項目かなと思います。これから働こうとしている方は今回のポイントを気にするようにしましょう。
福利厚生が充実している
福利厚生は簡単に言うと、企業が従業員の勤労意欲向上のために取り入れているサービスのことです。
大手の工場の場合はこの福利厚生が充実している場合が多いです。
大手工場の福利厚生の一例
・社員食堂の費用補助
・寮費や家賃の補助や社宅制度
・宿泊施設やレジャーの割引
・生命保険や自動車保険の団体割引
・健康診断の費用負担
上記以外にもたくさんの福利厚生が充実しています。働く工場によって内容は違いますので、働く前には必ず確認しておきましょう。
自分の工場では寮費が安くて助かりました。1Rの古く狭い部屋ですが、風呂・トイレは共同(共同といっても汚くはない)、家賃・電気・水道代込みで8千円いかないくらいでした。
結局入社して6年くらい住んでましたね。お金を貯めたい人は寮がある工場に勤めるのがおすすめです。
寮費が安いはずなのにお金はどこに消えたのだろう・・・不思議だ。
残業管理がされている
工場の生産現場における月間の生産量はある程度決まっています。
そのため、月初めに今月の残業は○○時間と宣言されます。
よくあるブラック会社で聞くような100時間越えや無償残業は、まずありません。そもそもそんなに残業して生産しても需要と供給のバランスが崩れて在庫を抱えるだけです。
今の自分の仕事のように、工場勤務でも開発・設計のような仕事をしていると残業は不安定になってしまいます。
求人サイトで募集している、物を生産する現場での仕事はキッチリ残業管理されているという感じですね。
安全に対して意識が高い
大手工場になるほど、現場の安全意識が高いです。そのため怪我をするリスクも低くなります。
働いている最中に怪我や事故が発生すると従業員本人のダメージはもちろん、工場を経営している責任者にも安全を問われることになります。もし「 労働基準法 」に違反していた場合は懲役または罰金を受ける等、大きなダメージになります。また、企業としてのイメージダウンにも繋がりますので、大手の工場ほどお金を投資して安全に徹底しています。
工場は怪我をするリスクがあるとよく言われますが、危険箇所の対策はすでに実施済みです。それでも怪我や事故が発生するのは作業者側の問題が大半になっています。
作業者側の問題
・決められた作業手順を守らない
・決められた保護具を着用しない
・危険個所の報告をしない
・自分は怪我をしないと思って作業している
・安全装置を外す
作業工程の安全は決められた手順をする際に怪我をしないように考えられています。その手順を守らず作業すれば、当然なにも対応してませんので怪我をするリスクに繋がります。
作業者の意識が低ければどんな安全対策をしようが無意味になってしまうため、もし今工場で働いていて上記行動をしている人は考えを改めましょう。怪我や事故が起きてから後悔しても遅いですよ。
大手の企業ほど安全に対する教育も熱心です。
最終的には作業者が安全意識を持つ必要があります。
働きやすい環境
大手の工場ほどお金がありますので、作業者が快適に作業できるよう設備投資や作業改善が可能です。
やりにくい作業や温度環境など、大きな問題があれば比較的早く解消されていきます。
働きやすい環境作り一例
・新しく作業を開始した場所の温度が高い
→ スポットクーラを導入し適温にする
・女性作業者だと重量があり持てないものがある
→ 女性でも持てるように、機械の力でサポートとして持ち上げる
・フォークリフトで運搬するが死角が多い
→ 死角にミラーを設置
・組付けし辛い作業がある
→ ガイドを作り作業をしやすくする
どうしても実際に作業者が働かないと見えてこない場合もありますので、問題があれば早急に対応していくという感じです。ただ大手とも言えど無限に資金があるわけではないため、優先順位をつけての対応になります。
下記の記事も参考にどうぞ!
工場勤務が未経験でも問題なく働けてしまう理由を解説【体験談あり】
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コンプライアンスを遵守
コンプライアンスとは一般的に、企業が法令や倫理などの社会的な規範から逸脱することなく適切に事業を遂行することをいいます。法令順守と言ったりします。
大手工場では、大半はコンプライアンスを遵守しています。これもコンプライアンス違反が発覚すると企業イメージが悪くなりますので、工場側と作業者は遵守する必要があります。
コンプライアンスに違反しないということは、特に問題がなく仕事ができるということなります。
コンプライアンス違反の例
・サービス残業
・パワハラ・セクハラなどのハラスメント
・暴行
・給料未払い
違反し悪質なものになると逮捕や懲戒解雇になるため、作業者は基本的には守っているはず。
そのため、人格を否定されるような怒られ方や、権力をかざしての無理な作業指示などはありません。
もし守らない人がいて自分が被害者になるようなことがあれば、すぐに労働組合に相談しましょう。大手なら作業者のための労働組合が存在していますので、助けになってもらえます。
最新の企業事件・不祥事リスト
このサイトのように企業が事件を起こすと、すぐにメディアに取りあげられてしまいますよね。大手ほど作業者も増えますので、教育をしないと防げません。そのため定期的にコンプライアンスの教育も実施しています。
収入も安定
これは特に言うまでもなく、大手工場になるほど中小企業に比べ経営は安定しています。
そうすると作業者の給料は安定して支払われます。他工場の影響や、自然災害で被害を受けた場合でもすぐに給料には影響は出ません。まあ被害の大きさによりますけどね。
それに高収入の案件が多いため、稼ぎたい人はおすすめです。
工場勤務って実際のところどうなの?まとめ
今回は大手の工場勤務についてどうなのか書いてみました。
高校卒業して工場で働いてきましたが、自分は今まで特に困ったこともありませんでした。むしろこんなことまでしてくれるんだ~ということばかりで、手厚い保護過ぎてちょっと甘やかしすぎでは?と感じることもあります。まあ働く人にとってはいい環境なんですけどね。
ただし、あくまでも「 もっち~ 」自身が働いている工場での場合であり、全ての大手工場に当てはまるとは限りません。大手ではなく中小企業も今回挙げた点をしっかりできている工場もあるかと思います。
大手工場の場合はこんな感じなこともあるよ!と思って頂けると幸いです。
求人サイトで仕事を探す時に、自分だったら譲れないポイントを決めて探してみるのもいいと思います。
実際に働いてみないとわからないことも多いですが、サイトから質問することもできますので事前に聞いてみることも大切です。