工場勤務の仕事内容が知りたいなあ。求人サイトに工場勤務ってあったけど、どんな仕事なんだろう?
自分でも働くことができるのかな?
このような悩みに答えます。
本記事の内容
・工場勤務の仕事内容は大きく分けて6つの部門が存在
・求人サイトで募集される主な仕事内容
・どのような人が働くことができる?
自分も高校を卒業してから就職し、そこそこ大手の工場で働き続けています。
今年で17年目。
そんな自分が工場勤務について紹介していきます。
Contents
工場勤務の仕事内容は大きく分けて6つの部門が存在
工場勤務と聞くと、ベルトコンベアに乗って運ばれて来た商品をひたすら組付けるライン作業をイメージする人が多いかもしれませんが、下記6つの部門に分けられます。
工場勤務の6つの部門
・総務
・生産管理
・製造
・設備保全
・設計開発
・品質管理
ライン作業は製造部門にあたります。
そもそも工場勤務とは製造業のことを主に指します。
業種、要は製造する商品は工場によって違います。
自動車、電化製品、ガラス、ネジ、食品みたいな感じです。
しかし小さな工場も、大手の工場もある商品を作るために工場は稼働しその商品を作り続けます。
自分達が手に入る多くの商品は工場で大量生産されていますよね?
例えば食品、自動車、家具、電化製品、洋服、靴、家、ありとあらゆる商品が工場で生産されています。
その商品を作るために6つの部門が存在しています。
もちろん工場によってはその分け方も違いがありますが、基本はこの6つが存在し工場が成り立っています。
それでは順番に解説していきます。
総務部門
工場で働く従業員に経営者の思いを伝え、生産をサポートをする部門になります。
従業員が少ない工場なら人の管理もしやすいですが、大手の工場になるとそうはいきません。
当然、経営者の思いも伝わりにくくなります。
総務が経営者と従業員の間に入って工場の生産を円滑に進める必要があります。
その仕事も、人事、労務、広報、営業、福利厚生、安全管理、工場の環境整備、工場でのイベント企画など、様々です。
主にデスクワークが多いですね。
生産管理部門
その名の通り生産を管理しています。
生産を管理する人達がいないと、今日はあと何個作らないといけないの?いつまでに?となって工場の生産現場が混乱してしまいます。
そこで生産管理部門によって、「必要なものを、必要な時に、必要なだけ」供給する必要があるのです。
世界のトヨタ自動車が言っているこのジャストインタイムという生産方式が有名ですね。
生産管理部門がいることによって日々の生産量が決定し、本日の残業時間は何時間と決まっていくわけです。
当然生産が間に合っていなければ、土日に出勤をして挽回する!ということも検討する必要があります。
製造部門
工場の一番の主役である商品を生産していく仕事になります。
この仕事が無いと工場としては成り立ちません。
先ほども述べたように、様々な商品を工場では生産しています。
商品やその部品をフォークリフトなどで運搬する仕事も製造部門になります。
設備保全部門
設備が日々問題なく動作するためにメンテナンスをしていく部門になります。
生産するにはベルトコンベア等の設備や加工する設備が必要になります。
設備が何らかの異常を起こし停止してしまうと、生産ができなくなってしまいます。設備が問題なく動作するようメンテナンスをしていく必要があるのです。
そういった管理をしていくことを設備保全といいます。当然、設備が壊れた時も修理を行っていきます。
設計開発部門
より良い商品を作るために新規開発・設計をしている部門になります。
電化製品の冷蔵庫やテレビなど、昔と比べて高性能になってきてますよね?
常に今ある商品よりも便利にするためにはどうしたらいいのか?使いやすくするためには?もっと高性能に!そのようなことを研究し実際に試作機などを作り検証している部門になります。
自分が働いている部門もここですね!
品質管理部門
出来上がった商品に不具合がないか確認する部門になります。
工場では大量に日々生産され、当然不良品と呼ばれる商品が発生します。
そういった商品が市場に流通しないように、管理する必要があります。
電化製品なども完成後には動作チェックをして、問題がないか確認をしています。
万が一市場に流通した場合は自主的に回収して、不具合を直す必要があります。
よくテレビでも自動車のリコールや電化製品の自主回収をしてますよね?
工場が作った商品のせいでお客さまに損害を与え、損害賠償責任になると莫大な損失が発生します。
そのため工場では生産した商品の品質を管理し、お客さまが満足する商品を提供する必要があります。
求人サイトで募集される主な仕事内容
求人サイトでの仕事は主に製造部門での仕事が多いです。
まれに開発や保全業務もありますが、工場勤務と書いてあったらライン作業と思ってください。
なぜこの仕事が多いかというと、比較的簡単で誰にでもできる作業だからです。
体を使う作業が多い為、体力がある人が向いていますね。
職種としては下記の種類が多いです。
主な職種
・組み立て、組付け、加工、検査
・仕分け、ピッキング、梱包
・フォークリフトでの運搬作業
・製造機械のオペレータ
組み立て、組付け、加工、検査
組み立て・組付け・・・ほぼ同じような意味合いですが、家具や機械などのパーツを組み合わせて組み立てることをいいます。プラモデルのように複数のパーツを使用しくみ上げていきます。
慣れるまでは大変ですが、慣れたら何も考えずに作業することができます。
加工・・・商品に必要なパーツその物を作る工程ですね。ネジなど細かい部品を作る工程もあります。
検査・・・製造工程の最後に不具合な商品が無いかのチェックを実施します。目視でする場合もありますし、モニター越しに確認する場合もあります。
仕分け、ピッキング、梱包
仕分け・・・大量にある荷物を工場の倉庫に保管するため、決められた場所に収納していく作業になります。最初はあまりの作業の多さに呆然とするかもしれませんが、慣れます。
ピッキング・・・荷物をピックアップするということです。必要な荷物を必要な個数だけ倉庫から取り出す作業になります。
梱包・・・いわゆる箱詰め作業ですね。果物とかを出荷するため段ボールに詰めている光景を見たことがありませんか?あれと似たようなことです。商品を袋や箱に詰める作業です。
フォークリフトでの運搬作業
フォークリフトのイメージ湧きますか?
これです。
フォークリフトを使用すると人が簡単にも運びできない重たい荷物も簡単に持ち上げることができます。そのためフォークリフトを使用してトラックに商品を積み込んだり、工場内の別の場所に運搬する作業です。
フォークリフト操作は免許が無いと運転できません。国家資格である「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要になります。
製造機械のオペレータ
部品を加工するのも今はほぼ全自動の機械が実施します。NC旋盤やマシニングセンタ、塗装、ロボットなどの設備はプログラムが組み込まれており、作業者としてはスイッチを押すと自動で加工をしてくれます。
スイッチを押すだけでいいので、楽ではありますね。プログラムも扱う仕事だと、相応の知識が必要になります。
どのような人が働くことができる?
工場勤務の仕事は大半の人が働くことが可能です。
求人サイトを見ても、募集条件に健康な18歳以上の方などしか書いてません。正直やる気があれば誰でもOKという感じですね。
女性の場合でも軽作業に割り当てられることが多いため、問題無く働くことができます。
しかし、工場の総務・開発の仕事の事務や専門知識が必要な職種は大学卒を条件の場所が多いです。実際に自分の工場も総務と開発は大学卒業した人しかほぼいません。
工場勤務の仕事内容まとめ
先ほど紹介した仕事内容でも自分はできそうだな?と感じた方は是非チャレンジすることをお勧めします。
正直、工場での仕事内容は工場によってバラバラです。製造している商品も違えば、工場の規模も違います。一概にこう!とは言えません。
まずは気になった工場に求人サイトから応募して、実際に自分の目で雰囲気を感じ取ることが大切です。
自分にあった作業内容、作業量、環境か確かめてから仕事に就きましょう。
応募や見学することは無料です!
工場求人サイトおすすめ3選【実際に自分が体験することが大切です】
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製造現場で働くのは体力的には疲れて大変ですが、自分がこの商品に関わっている!と達成感もあります。
家族や友人に自慢しちゃいましょう!